「南方隨筆」底本正字版 目次 / 「南方隨筆」正規表現版オリジナル注附~了
[やぶちゃん注:底本のここから。当然のことだが、リーダとページ数は略した。リンクも張らない。私のブログ・カテゴリ「南方熊楠」を開いて戴ければ、当該電子化に容易にたどり着ける。PDF縦書ルビ一括版(一部はブログ版のみで作成していないものもある。中長編の論考は漏らさずPDF化してある)も私のサイト「鬼火」の「心朽窩主旧館」の「南方熊楠」のパートに纏めてあるので、そちらを利用されたい。
本文内の「論考」より後の各個標題は実は非常にポイントが小さいが、それは再現していない。
これを以って「南方隨筆」正規表現版オリジナル注附(全)を終了する。]
南 方 隨 筆 目 次
編 者 序
論 考
本邦に於ける動物崇拜
小兒と魔除
西曆九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語
秘魯國に漂着せる日本人
厠神
四神と十二獸に就て
詛言に就て
牛王の名義と烏の俗信
龍燈に就て
今昔物語の硏究
俗 傳
山神「オコゼ」魚を好むと云ふ事
イスノキに關する里傳
睡眠中に靈魂拔出づとの迷信
通り魔の俗說
睡人及び死人の魂入替りし譚
臨死の病人の魂寺に行く話
睡中の人を起す法
魂空中に倒懸する事
鯤鵬の傳說
神狼の話
千年以上の火種
親が子を殺して身を全うせし事
鹽に關する迷信
田螺を神物とする事
水の神としての田螺
女の本名を知らば其女を婚し得る事
桃太郞傳說
アイヌの珍譚
鼈と雷
泣き佛
鹽を好まぬ獸類
人を驢にする法術
葦を以て占ふこと
富士講の話
猫を殺すと告げて盜品を取戾す事
琵琶法師怪に遭ふ話
孝行坂の話
幽靈の手足印
鳴かぬ蛙
眼と吭に佛有りと云ふ事
山の神に就て
蛇を驅逐する咒言
親の言菓に背く子の話
河童に就て
河童の藥方
生駒山の天狗の話
熊野の天狗談に就て
子供の背守と猿
時鳥の傳說
ウジともサジとも
紀州俗傳
附 錄
鄕土硏究記者に與ふる書
索 引「續南方隨筆」の卷末に併載す
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私の知れる南方熊楠氏 (中 山 太 郞)
目 次 終
[やぶちゃん注:以上のように、「索引」に就いては、本巻ではなく、続編である『「續南方隨筆」の卷末に併載す』とわざわざ言ってあるわけだが、実際には「續南方隨筆」(大正一五(一九二六)年十一月岡書院刊)を見ると、その「目次」に(国立国会図書館デジタルコレクションの当該原本の目次の終り部分)、何んと、『最終編卷末に全卷索引を載す』とやらかしてくれちゃってあるのである。この「最終編」とは「續々南方隨筆」(仮題)を指す。これは実際には完成・刊行には至っていないため、「索引」は当然、幻しとなったのである。但し、自筆草稿・筆写草稿その他から、現行では、その「續々南方隨筆」と思われる構成物が「続々南方随筆」として、筑摩版全集及び選集に当該標題で収録されている。
一年八ヶ月かけて、やっと、終わった。しかし、「南方熊楠ロス」が恐いので、近々、「續南方隨筆」を起動することをここにお約束しておくこととする。]
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