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2022/08/14

毛利梅園「梅園介譜」 蛤蚌類 花紫・若紫・内ウラサキ  / フジナミガイ

 

[やぶちゃん注:底本の国立国会図書館デジタルコレクションのここからトリミングした。なお、本図にはクレジットがない。]

 

花紫(はなむらさき)

 又、

 若紫

 内ウラサキ 


Utimurasaki

 

[やぶちゃん注:こりゃあ、大浅利の斧足綱異歯亜綱マルスダレガイ目マルスダレガイ科 Saxidomus 属ウチムラサキ Saxidomus purpurata じゃあ、ねえぞ!? ウチムラサキの貝の内側を描いたとしても、梅園が、こんなシュールな反転デフォルメなんぞをするとは思われん! こんな輪状紋はウチムラサキには、ねえ紋(もん)!! おまけに、明らかにこりゃ、貝殻の表面の図であって、今までの梅園の図を見ても、凹んでいる内側を、こんな逆立ちしたような立体には、彼は、決して描かんぞッツ! さすれば、これは、記された和名の全部が異名として、貝図だけから、判断せねばならぬのか? いやいや、名前に仄かなヒントがあるぞ! そうだ! これは「紫のゆかり」でねえか? そうさ、

マルスダレガイ目ニッコウガイ超科シオサザナミガイ科ムラサキガイ属フジナミガイ Boeddinghaus Sanguin

「藤波貝」だんべ! Machiko YAMADAさんのサイト「微小貝データベース」の同種の、写真を見られたい。生貝で表面の剥離が生じていないなら、こうゴッツうなろうものではないカイ! 「でも、藤色なんかしてねえぜ? 何が「紫のゆかり」やねん!?」とツッコむ輩は、個人ブログ(女性)の「あうるの森」の「貝殻拾い【フジナミガイ】【アケボノキヌタ】…南房総・多田良海岸」の写真を見んさい! 上から二枚目と三枚目だ! 薄紫色が見えるやろ? ついでに同ページの最初に写真のフジナミガイは、いかにも本図に似ているじゃないの!! ちょっち、形は、やっぱ、デフォルメやけんど……]

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