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2022/12/25

毛利梅園「梅園介譜」 蛤蚌類 サ〻ラ貝 / タマキガイ属

 

[やぶちゃん注:底本の国立国会図書館デジタルコレクションのここ。画像はトリミングしてある。左丁に、『以上筑前産』と条立てし、後に『筑前隱士君ヨリ小澤弾正被送予乞之眞寫』(筑前の隠士君(いんしくん:匿名化してある)より小澤弾正え(へ)送らる。予、之れを乞ひて眞寫す。)と記す。十二個体(腹足類一種以外は斧足類)の見開き図。]

 

Samiragai

 

さ〻ら貝

 

[やぶちゃん注:この「ササラガイ」という和名は「簓貝」で、辞書では、

斧足綱異歯亜綱マルスダレガイ目マルスダレガイ超科マルスダレガイ科ワスレガイ亜科ワスレガイ属ワスレガイ Cyclosunetta menstrualis

の古名とする。これは放射肋を民俗芸能の打楽器の一つで、短冊型の薄い板を数十枚合わせて、その上端をひもでつづり合わせた「ささらこ」「びんざさら」「ささら木」を貝表面の放射肋に擬えたものと思われるが、本図の放射肋はワスレガイのそれよりも、遙かに明確に浮き出ていて、まさにくっきりとした「ささら」状であるから、ワスレガイではない。

 こうした綺麗な円形を成し、明瞭な放射肋と成長線を持ち、殻表が栗色を呈し、しかも、右の図のように、腹縁の内側が放射肋端に応じるように、強く内面の歯列がはっきりと見えるのは、

原鰓亜綱フネガイ目タマキガイ科タマキガイ属 Glycymeris

によく一致する。同属には見た目がよく似た複数の種があるが、タイプ種は、

タマキガイ Glycymeris aspersa

で、同種は歯列の数が多く、吉良図鑑では四十が刻まれるとある。本図は四十以上は描かれてあるので、それと同定は出来にくいが、似ている。また、色彩からは、本属では大型に属する(ということは、よく判らぬが、歯列数が多いかも知れない)、

ビロードタマキ Glycymeris pilsbryi

があり、また、殻表が茶褐色の強い個体もある、

ベニグリ Glycymeris rotunda

も候補となり得よう。孰れも筑前で採取されたとして、分布上の問題はない。]

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