萩原朔太郎 (「君は少しもやらんね、どうしたんだ」……) 斷片
[やぶちゃん注:既に完全電子化したつもりでいた筑摩版「萩原朔太郎全集」第三巻(昭和五二(一九七七)年五月刊。本電子化の底本)だったが、最後に載る「全文抹消草稿」と「斷片」の内の数篇をやり残していたことに気がついたので電子化注する。なお、同全集第一巻の詩篇は総て終わっており、残る詩篇は、第二巻の「習作集(愛憐詩篇ノート)」(内実は習作集第八巻及び第九巻。他の習作集は現存しない)の一部(決定稿が発表されているものについては、既に当該詩篇の私の注で電子化してあるものが多い)のみであるから、この際、それらも、これに続けて正規表現で電子化を始動し、完全な萩原朔太郎全詩篇の電子化注を目指そうと思う。
本電子化を以って筑摩版「萩原朔太郎全集」第三巻の詩篇のパートの電子化注を終った。]
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「君は少しもやらんね、どうしたんだ」
と言つて親しげに對手の前にある酒杯を望めのぞきこんだ、
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