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2023/02/12

大手拓次詩畫集「蛇の花嫁」 「心病む」・「汝が影」・「ゆふぐれの時(斷章四篇)」・「まよひゆかむとすれど」・「うつりくるにほひ」・「しのべる聲」・「わが靈(たましひ)はよみがへれ」 / 詩篇本文~了

 

[やぶちゃん注:底本その他は始動した一回目の私の冒頭注を参照されたい。特にソリッドに公開したのには意味はないが、これを以って詩篇本文は終わっている。

 以下、まだ、「目次」・「あとがき」(編者の逸見享氏によるもの)・「挿絵目次」とあって、奥附となる。無論、総て電子化注する。逸見氏はパブリック・ドメインである。]

 

 心 病 む

 

かなしみに さいなまれつつ

わがこころ 病めれば

ひかりなき 冬の日のごとく

あはれにも いたいたし

 

 

 

 汝 が 影

 

わがこころ くもりなければ

汝(な)がかげの そよろにもうつるなり

木末葉(こぬれば)のさやぎのごとく

 

 

 

 ゆふぐれの時 (斷章四篇)

 

ゆふべ せまれば

かなしみの蝶 わが胸にあり

 

   🦋

 

うつろはぬ とこしへのもの

かへりきたりぬ

わがむねの あをきそこひに

 

   🦋

 

このゆふぐれの

もののかげりに ひそみゆく

なげきのすがた

 

   🦋

 

いとしきものよ

いとしきものよ

汝(なれ)をおもへば わがこころ

四月(うづき)のごとく さわやげり

 

[やぶちゃん注:「🦋」は前に使用したように、それとなく置いたもので、元は白抜きで、もっとシンプルな図柄である。]

 

 

 

 まよひゆかむとすれど

 

われ まよひゆかむとすれど

なほ きみが心のなかにあり

しろかねの ひびきをつたふ

きみが心のなかにあり

 

ああ このかなしみをもて

われ ひとの世のみちに ながらへむ

 

 

 

 うつりくるにほひ

 

うつりくる にほひのあれば

眼にあらず

手にあらず

耳にしも あらざれど

かげろへる にほひの

わが心をば

いだきしづめけり

 

 

 

 し の べ る 聲

 

しのべるもののこゑ

とほくに うなだれ

ゆきすぐる薔薇のごとくも

かげをみだせり

 

 

 

 わが靈(たましひ)はよみがへれ

 

ゆきずりの 汝(なれ)をまもれば

そのうつくしさ なににたとへむ

ながためにこそ

ながためにこそ

わがたましひは よみがへれ

 

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