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[やぶちゃん注:本電子化注は、初回の冒頭に示した通りで、岩波文庫の原子朗編「大手拓次詩集」(一九九一年刊)からチョイスし、概ね漢字を正字化して、正規表現に近づけて電子化注したものである。]
死の繪姿
象牙の白い玉がむれてとぶなかに
お前の身は波がしらのやうにもまれ、
千鳥のたはむれ、
泡のおどろき。
死は正裝のはなやかさに
端然と滅亡のおとづれをささやく。
[やぶちゃん注:創作年は初回を参照されたい。]