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2023/07/31

譚海 卷之五 奥州津輕秋田境杉峠高岩の事

 

[やぶちゃん注:句読点・記号を変更・追加した。]

○奧州津輕秋田の境に杉峠といふ在(あり)。その上下に、柱の如く、直(ちよく)に立(たつ)たる石、壹ツあり。根元は、五、六間のまはりにして、空へ擢出(ぬきんで)たる事、三十丈あまりに有(あり)。それゆゑ、松柏(しやうはく)のしげりたる中にあれども、諸木(しよぼく)のいたゞきより、はるかに高く顯(あらは)れて、遠方より見るにも、たがふ事、なし。遠境の地ゆゑ、常の往來なき所にて、わざわざ、行(ゆく)て見る所也。その所に至りて、あふぎ見れば、限りなく、空へ、ぬきいでて、中々、石の根もとに至(いたり)ては、恐しき事、いふばかりなし。

[やぶちゃん注:「杉峠」底本の竹内利美氏の注に、『大館から碇ヶ関にこえる途中の矢立峠。大杉が津軽秋田両領の境のしるしに立っていた』とある。旧矢立杉の位置はネットの地図上では、明確に示されてはいない。写真が添えられた「大館市どこでも博物館」の「No.11 国境矢立杉」には、『矢立杉は元禄の』頃、『風折れで根株だけとなり、これを杭で囲った。宝暦』六(一七五六)年には『根株の真中に新しい苗木を植えた。この地を旅した菅江真澄、高山彦九郎、伊能忠敬、扇遊亭扇橋、吉田松陰はこの』二『代目矢立杉に注目し』、『記録している。この矢立杉は太平洋戦争の』頃、『伐採されてしまい』、『その株だけが残った。現在切株の後に』三『代目の杉が育てられている』とある。唯一、元矢立杉の位置が明記されている手書き地図がサイト「北羽歴史研究会」のここにある。ただ、地図の国境線の形が厳密でないようで、正確にポイントとして指し示すことが出来ない。但し、恐らくは「道の駅」との関係から、グーグル・マップ・データの、この中央の県境線上であると、推定した。]

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