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2023/10/20

甲子夜話卷之七 24 猫の踊り

7―24

 「猫のをどり」のこと、前に云へり。又、聞く、

「光照夫人の【予が伯母。稻垣候の奥方。】、角筈(つのはず)村に住(すみ)玉ひしとき、仕(つかへ)し婦の、今は、鳥越邸に仕ふるが語(かたり)しは、

「夫人の飼(かひ)給ひし黑毛の老猫(らうびやう)、或夜、かの婦の枕頭(ちんとう)に於て、をどるまゝ、衾(ふすま)引(ひき)かつぎて臥(ふし)たるに、後足(うしろあし)にて、立(たち)てをどる足音、よく、聞へし。」

となり。

「又、この猫、常に障子のたぐひは、自(みづか)ら、能(よく)、開きぬ。是、諸人(しよにん)の所ㇾ知なれども、如何(いか)にして開きしと云(いふ)こと、知(しる)もの、なし。」

と也。

[やぶちゃん注:『「猫のをどり」のこと、前に云へり』「甲子夜話卷之二 34 猫の踊の話」を指す。

「光照夫人」「予が伯母」「稻垣候の奥方」志摩国鳥羽藩二代藩主稲垣昭央(てるなか 享保一六(一七三一)年~寛政二(一七九〇)年)の正妻。彼女は静山の実の父松浦政信の娘であるから、実の姉である。但し、静山は祖父誠信の養嗣子になっているため、かく言ったものであろう。

「角筈村」現在の新宿区西新宿と歌舞伎町及び新宿の一部地域に相当。一部を除き、幕府直轄領であった。ウィキの「角筈」によれば、地名の由来は、この『角筈周辺を開拓した渡辺与兵衛の髪の束ね方が異様で、角にも矢筈』(矢の末端の弓の弦 (つる)を受けるY字型の部分。矢柄を直接筈形に削ったものと、竹・木・金属などで作って差したものとがある)『にも見えたことから、人々が与兵衛を角髪または矢筈と呼び、これが転じて角筈となった』とする説を新宿区教育委員会は有力としている、とある。]

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