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2023/10/20

甲子夜話卷之七 21 弘道館、時習館の學生、佳對事

[やぶちゃん注:「佳對」「よきつい」か。]

 

7-21

 佐嘉[やぶちゃん注:ママ。](さが)【肥前。】弘道館の學生(がくしやう)【松平肥前守の學館。】、隈本[やぶちゃん注:ママ。](くまもと)【肥後。】時習館に往(ゆき)たるとき【細川越中守の學館。】、弘道館の學生、曰(い)ふには、

「貴邦にては、『越中ふんどし』は『寡君褌』と云(いふ)や。」

と問(とひ)ければ、時習館の學生、卽(すなはち)、答ふ。

「汝の邦(くに)には、定(さだめ)て『ひぜんがさ』を『弊邑瘡』と云(いふ)なるべし。」

と。

 いかにも敏捷なる佳對なり。

■やぶちゃんの呟き

「寡君褌」「かくんこん」或いは「かくんふんどし」か。「寡君」は、「徳の寡(すく)ない主君」の意から、他国の人に対して、自分の主君を遜って言う語である。

「ひぜんがさ」皮癬瘡。「疥癬(かいせん)」に同じ。伝染性皮膚病の一つ。指の間・手足の関節の内側・大腿部の内側・乳房の下・下腹部・陰部などに生ずる淡紅色又は肌色の小さな丘疥(きゅうかい)を指す。先端に小さな水疱や膿をもつこともあり、夜間、激しい痒みが起こり、不眠の原因となる。ヒゼンダニの寄生によって生ずる疾患である。

「弊邑瘡」「へいいふさう」或いは「へいいふがさ」か。「弊邑」は本来は「貧しい村・荒廃した村里」を指す語であるが、転じて「自分の国や村を遜って言う語。前の「寡君」と同義。

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