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2024/03/21

譚海 卷之十二 (靈芝の事)

[やぶちゃん注:この条、「目錄」にない。国立国会図書館本も同じ。取り敢えず、以上の標題を掲げておいた。そもそも、この内容、既に出た「譚海 卷之十一 靈芝感得の事」と内容的には、ほぼダブる。「靈芝」などは、そちらの注に譲る。]

 

○靈芝は、多く、梅樹間(うめのきのあひだ)に生ずる物也。平地に生ずるを、尊(たつと)し、とす。

 生じたるを見付(みつけ)たらば、早く採(とり)て、飯(めし)の湯氣(ゆげ)にて、蒸して、收置(をさめおく)べし。蟲ばむ事、なし。

 地に生じたるを、油斷して置(おけ)ば、蝸牛(かたつむり)、殊に好(このむ)ものにて、嘗(なめ)、損じて、數日(すじつ)の後(のち)、敗腐(はいふ)して、用(もちひ)るにたらず。

『長壽の兆(きざし)なる。』

よし、佛說に見えたり。

 叔父、別業(べつぎやう)に、兩度まで生(はえ)しを、採(とり)て收(をさめ)たり。

「『瓊田草(けいでんさう)』と稱する。」

よしにて、自法號に稱せり。

[やぶちゃん注:「叔父」複数回既出の津村の叔父中西邦義。最後の部分は、この叔父が自身の戒名「瓊田」を入れていることを意味する。次の話で「莚邦院瓊田居士」と出る。]

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