この前後数日の私
ルーティンの「譚海」も、たまたま辛気臭い宗教絡みのものが続き、あまり興味を惹かれるものがなく、かといって、何もしないと、落ち着かなかった。
そこで、自宅の斜面――実際に住宅の建っている面積の恐らく五分の一以上が、無駄な平地+広い斜面+その崖下一メートル分の何の役にもたたない平地である――の、大改造――具体には、鬱蒼と蔓延している葛と竹の大伐採をやった。葛に三日、竹に三日かかって、昨日の午前中に終えた。
葛は地面の中と表面を文字通り、八岐大蛇の如くウネウネと蔓延り、連れ合いも驚くほど長い、直径十センチ超、長さ二・五メートルのモサのような根も掘り出し、断裁した。
然して、そ奴らによって、生きる地面も空間も奪われていた、亡き母が植えた沢山のシャガの生き残りも、伸び伸びと生えられるように救助した。
父のため、ではない。父の葬儀までの中有(ちゅうう)みたような宙ぶらりんの時間を耐えるためにであり、いや、寧ろ、亡き母のために、やったのである。 以上

