譚海 卷之十二 うぶ湯の事
○うぶ湯、わかす時、薪(たきぎ)に、「うるし」にて、ぬりたるものを、すこし、まぜて、焚(たき)たる湯を、あぶすれば、其子、成人(せいじん)の後(のち)までも、「うるし」にかぶれなやむ事、すくなし。
し。
[やぶちゃん注:底本には最後に編者割注で『(別本缺)』とある。私は、五十代後半、突然、漆のウルシオールにかぶれるようになった。お蔭で、大好きだったマンゴーも、キウイも同系列のマンゴール、及び、キウイに含まれるアクチニジンやキウェリンも虞れがあることから、食べられなくなった。悲しい。]