譚海 卷之十一 ほや香爐の事
○香爐に「ほや」と云(いふ)物、有(あり)。古歌に、
信濃なるほやの渡りの夕暮に
しばし里ある秋のみた山
と云(いふ)歌の心をとりて、名付(なづけ)たる物也。
「ほや」とは、秋草、花すゝきなどの、穗ある物を、とりて、かりに家を作り、やねをふきたるをいふ也。
香爐のおほひ、「ほや」の形に似たるより、名付たる事也。
[やぶちゃん注:示された一首は、ネットでは確認出来ない。
「ほや」「穗屋」。ススキ等の穂で屋根を葺いた家。]
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○香爐に「ほや」と云(いふ)物、有(あり)。古歌に、
信濃なるほやの渡りの夕暮に
しばし里ある秋のみた山
と云(いふ)歌の心をとりて、名付(なづけ)たる物也。
「ほや」とは、秋草、花すゝきなどの、穗ある物を、とりて、かりに家を作り、やねをふきたるをいふ也。
香爐のおほひ、「ほや」の形に似たるより、名付たる事也。
[やぶちゃん注:示された一首は、ネットでは確認出来ない。
「ほや」「穗屋」。ススキ等の穂で屋根を葺いた家。]