譚海 卷之十二 出家不如法の事
[やぶちゃん注:標題は「しゆつけふによほふ」。「不如法」(ふにょほう)は「仏法に反すること・戒律を守らないこと」を言う仏語。]
○出家の、人を、あざむき、財物を、たくはへ、ひそかに、妻子をもてるは、まさなきわざなり。
しかし、其子孫、行(ゆく)すゑ、さかえ、幸(さいはひ)ある者、おほし。
「いかなる事にや。」
と申(まうし)ければ、
「出家は、人の死(しし)たるを、うけとり、あつかふ物なれば、その「むくい」にて、おのづから、よき幸もある事、成(なる)べし。」
と、の給ひし。
[やぶちゃん注:底本には最後に編者割注で『(別本缺)』とある。]

