譚海 卷之十二 婦人慥の事
[やぶちゃん注:またしてもジェンダー・ヘイトの連発で、いやらしい女性差別発言が続く。標題は「目錄」では後者の独立標題がないこともあり、カップリングした。「慥」は「たしか」と訓じておく。なお、以下、短い感想評が続くので、同様の処理をすることとする。]
○利口成(なる)女の一生を、まめやかにして、をはるは、稀也。才ある女も、おほくはおごる心出來るもの也。
○都(すべ)て、をんなは、むづかしく、心づくしなるわざを、退屈せで、なすが、つとめ也。はづれたる絲を、をさめ、つづれ、つぎあはするなど、みな、退屈して、はなしがたし。長座する人にも、たいくつの心を見せず、あへしらひ居(をり)たる女房こそ、おとなしく、よき人とは、いはめ。
[やぶちゃん注:一昨日、父が逝去したが(葬儀は三月二十六日)、以下、新しいブログ・プロジェクトは気力が未だ起こらぬので、粛々とルーティンを続けるのみとする。]
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