「神威怪異竒談」(「南路志」の「巻三十六」及び「巻三十七」)正規表現電子化注「巻三十六」 國澤杦右衞門祖母掌文
[やぶちゃん注:凡例・その他は初回を見られたい。底本の本篇はここ。「杦」は「杉」の異体字。標題は「くにざはすぎゑもん、そぼ、てのひらのもん」と訓じておく。]
國澤杦右衞門祖母掌文
國沢杦右衞門の祖母、掌に、「。。。」、如此(このごとき)、紋(もん)に似たる、白き文(もん)、有(あり)。
然(しか)るに、此婦人、國沢氏へ嫁(か)してより、段〻、家、富(とみ)、繁昌(はんじやう)したる故(ゆゑ)、家の「紋」に用ひられし、と也(なり)。
[やぶちゃん注:「國沢杦右衞門」不詳。但し、土佐藩士には、長宗我部家から分かれた「國澤氏」はある。
「。。。」は底本では「◦」が正三角形の頂点に配された形。家紋では「三つ星」と呼ぶ。]
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