葡萄畑の葡萄作り ジユウル・ルナアル 岸田國士譯( LE VIGNERON DANS SA VIGNE 1894 Jule Renard) 戦前初版 蝸牛
[やぶちゃん注:底本・凡例等は初回を見られたい。本篇はここ。]
蝸 牛
せい一杯步きまはる。それでも、舌で步くことしかできない。
[やぶちゃん注:後の『「博物誌」ルナアル作・岸田國士譯(正規表現版・ボナール挿絵+オリジナル新補注+原文) 「蝸牛」』では、「一」でルナールによって増補・改稿された形で、第二段落目に出る。本原文は、
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L’ESCARGOT
Il se promène le plus qu’il peut, mais il ne sait marcher que sur sa langue.
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であるが(逐語訳では、「彼は可能なだけ歩き回るものの、舌で歩くことしか出来ない。」)、“ Histoires Naturelles ”では、
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Il se promène dès les beaux jours, mais il ne sait marcher que sur la langue.
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で「彼は天気のいい日は散歩に行くものの、舌で歩くことしか出来ない。」である。]
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