「和漢三才圖會」植物部 卷第八十四 灌木類 虎茨
こじ
虎茨
畫譜云虎茨產杭州蕭山白花紅子性甚堅雖嚴冬厚雪
不能敗畏日色百年者止高二三尺不甚昜活
[やぶちゃん字注:「虎」は二箇所とも「グリフウィキ」のこの異体字に近いものだが、類似する使用可能なものがなかったので、「虎」とした。「畫」も「グリフウィキ」のこの異体字であるが、表示出来ないので、「畫」とした。]
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こじ
虎茨
「畫譜」に云はく、『虎茨は、杭州の蕭山《せうざん》[やぶちゃん注:旧浙江省紹興府。]に產≪す≫。白き花、紅の子《み》。性、甚だ、堅く、嚴冬《げんとう》・厚雪《こうせつ》と雖も、能《よ》く、敗《はい》せず[やぶちゃん注:枯れない。]。日色《につしよく》[やぶちゃん注:日光。]を畏《おそ》る。百年なる者、止(たゞ)、高さ、二、三尺≪に過ぎず≫、甚だ、活《いき》昜《やす》からず。』≪と≫。
[やぶちゃん注:「虎茨」は不詳。中文サイトでも全く引っ掛かりもしない。東洋文庫訳もゼロ解答。万事休す。識者の御教授を乞う。
「畫譜」前項「錦帶花」の私の「木本花詩譜」の注を参照。]
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