茅野蕭々譯「リルケ詩抄」正規表現版「第一詩集」「冠せられた夢」(一八九七年) 「愛する(二十二章の中)」「一」
愛 す る (二十二章の中)
一
それから愛はどんな風にお前に來たんだらう。
日の照るやうに、花吹雪のやうに來たか。
祈禱のやうに來たか。――お話し。
幸福が輝きながら天から離れて、
翼を疊むで大きく
私の花の咲いてる魂に懸つたのです……
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