阿部正信編揖「駿國雜志」(内/怪奇談)正規表現版・オリジナル注附 「卷之二十四下」「嘹(うなし)屋」
[やぶちゃん注:底本はここ。段落を成形した。句読点・記号を追加した。「うなし」(二箇所)は珍しい底本のルビ。]
「嘹(うなし)屋」 安倍郡府中御城內にあり。傳云、
「中西、深草より、三番の小屋を『嘹(うなし)小屋』と云《いへ》り。居間の次の間、たゝみ三疊の中に臥《ふす》時は、必《かならず》、うなさる。いか成《なる》謂《いひ》にや。又、大西書院番頭小屋、四足二加番小屋、納戶《なんど》にも、斯《かく》の如き所ありて、臥《ふす》事を禁ず。奇と云《いふ》べし。」。
[やぶちゃん注:注を附せ得るデータがネット上に存在しない!
「嘹」「廣漢和辭典」に拠れば、大項目一の第一義に『なく(鳴)。』とし、第二義に『夜に鳴く。』とあり、第三義に『すみとおって遠くまで聞こえる声。』とする。大項目二として、第一義に『なく(鳴)。』で、第二義に『やみさけぶ』(病んで叫ぶ)とする。]
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