阿部正信編揖「駿國雜志」(内/怪奇談)正規表現版・オリジナル注附 「卷之二十四下」「怪雲」
[やぶちゃん注:底本はここ。句読点・記号を追加した。「□□」は脱字。原本では長方形二字分。]
「怪雲」 安倍郡府中にあり。傳云《つたへいふ》。「延寶八年十一月朔日《ついたち》、黃雲《かううん》、御城の□□方に出《いづ》。其中《そのなか》、白く、筋《すぢ》の如くにして、大星《おほぼし》あり。其丈《そのた》け、二町計《ばか》り、幅八尺計り也。每夜、出現する事、凡《およそ》六十餘日、其形《そのかた》ち、日を追《おひ》て、圓《まろ》く、終《つひ》に失《しつ》す。」。
[やぶちゃん注:「延寶八年十一月朔日」グレゴリオ暦一六八〇年十二月二十一日。なお、この六ヶ月前の延宝八年五月八日、第四代将軍家綱が満三十八歳で病没し、綱吉が就任している。調べてみると、この時期となると、候補として最も相応しいのは、「こぐま座流星群」で、当該ウィキによれば、十二月十七日から同月二十五日、或いは、二十六日まで約一週間続く、とある。「ふたご座流星群」も、この時期に近いが、当該ウィキによれば、十二月五日頃から同月二十日頃にかけて出現し、同月十四日前後に極大を迎える、とあるので、第二候補か。方角が落ちているのが、残念!]
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