立原道造草稿詩篇 Hに
[やぶちゃん注:底本は初回を見られたい。本篇はここで、底本の注記はここで視認出来、この「H」について、『金田久子のことと思われる』とある。id:tegusux氏のブログ「驚愕!透明なる幻影の言語をたずねてパート2」の「立原道造ノート① 近現代詩人論のための備忘録」に、道造が『昭和三年(一九二八年)十四歳』の年譜に『同級生金田敬の妹久子(小学校六年生)を識り、ひそかに思慕をよせるようになる。』とある女性である。]
Hに
風が暴れてゐる 思ひ出のひとよ
もう秋近い窓をしめ
今日 僕は本に向ふ
たのしく 思ひ出のひとよ
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