立原道造草稿詩篇 正午
[やぶちゃん注:底本は初回を見られたい。本篇はここで、底本の注記はここから視認出来る。注記に『ノート中のに原型を持つ』とあった。同全集の「第六卷 雜纂」のここを元に、初期形を示した。初稿は無題。]
【初稿】
鷄よ
お腹がすくと
お前は自分のかげを食べてしまう
自分の時計を持たない まちがへた時間にうたひだす
【第二稿】
正 午
鷄よ お腹がすくと
お前は自分のかげを食べてしまう
だからかげは先刻より長くない
お前をなぞつてすこしある
[やぶちゃん注: 「しまう」は、二箇所とも、ママ。]
« 立原道造草稿詩篇 夕方 | トップページ | 桑原羊次郞「松江に於ける八雲の私生活」(昭和二八(一九五三)年第3版・『島根叢書』⑪・山陰新報社刊) (その8) 「京店と北堀時代」(そのⅣ) 〔交友〕 »

