立原道造草稿詩篇 午睡
[やぶちゃん注:底本は初回を見られたい。本篇はここで、底本の注記はここで視認出来る。而して、この草稿は、注記で、全文が書き直されていることが記されてあり、抹消されたものであろう初期詩形が活字化されてある。そこで、まず、元の詩を電子化し、次いで、改訂版を示す。注記には初期形は『(行頭は揃って天ツキ)』』とあったので、それも附加した。「天ツキ」に就いては、先行する「(計算ちがひが⋯⋯)」の冒頭注を見られたい。]
【初期形】
午 睡
┣僕は何遍も見た その夢を
┣その夢のなかでは
┣僕は三角だつた 海だつた
┣靑い小旗がピストルだつた
┣きつとまちがへてた單語よ
┣僕はわるく眠りつつあつた
【修正形】
午 睡
夢のなかで
僕は三角だつた 海だつた
小さな旗がピストルだつた
きつと僕のまちがへていゐる單語よ
僕はわるく眠りつつあつた

