立原道造草稿詩篇 《夜》
[やぶちゃん注:底本は初回を見られたい。本篇はここ、底本の注記はここから視認出来る。「夜」の太字はママ。なお、本ブログの記事名は太字に出来ない。]
《夜》
眠りの時間が、僕を追ひ越す。
身體を滿してゐる牛だのランプだの枯枝だの⋯⋯
僕は裸で夜とぶつかる!
[やぶちゃん注:前の「ハンカチ」の後注で述べた通り、注記に従うと、この詩篇と、前の「ハンカチ」は同一の紙に書かれているのだが、この紙には『下部に』
多すぎる童話的要素
キリコの繪のやうになれ!
『の鉛筆書きのメモを下部に持つ。』(本詩文の筆記の色は、ここの注記でブルー・ブラックとある)とある。まず、この二篇への自己批判と採ってよいだろう。しかし、この詩篇は、十全にシュールレアリスム然としている。 ]

