[やぶちゃん注:底本は初回を見られたい。本篇はここから、底本の注記はここから視認出来る。]
ばかな太陽
曇りつづきの或る日、僕の小さな部屋へ入つて來る、太陽が机の上や壁を見まはしながら。よろこんで僕は、掌を開いたり閉ぢたりする。埃りがある。洋燈のホヤがある。やがて彼はカレンダア(僕の破るのを忘れてゐたカレンダア。)彼は呟く、⦅おや今日は日曜なのか……⦆そしてぢきに歸つて行つてしまう、自分の日曜日を休息するために。(まちがひだとは知らないで。)
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