[やぶちゃん注:底本は初回を見られたい。本篇はここ、底本の注記はここから視認出来る。]
日曜日
日曜日は寢坊しよう
胡桃色の光が流れ おもてで朝はもう何かやつてゐる
僕は天井の筯を眺めたり とほい物音や話聲を聞いたり しばらく寢床のなかで ぼんやりとしてゐよう
★
日なたにはいつも春がゐるのだ――
この前 會つた貧乏な永遠もそんなことをいつてゐたつけ
爪でもきらうね あれは何といふ雲だらう 日なたにゐると
僕の額に風がきらめいて春をおいて行く
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