河原田盛美著「淸國輸出日本水產圖說」正規表現版・オリジナル電子化注上卷(五)鱶鰭の說(その10) / 鱶鰭の說~(図版5)
[やぶちゃん注:底本・凡例その他は、第一始動の記事、及び、「(一)鰑の說(その2)」の前注の太字部分を参照されたい。今回はここの左ページ。この図版(これ以降は、「図版12」を除き、総てが、鱶鰭を切り出した部分図である。但し、製品としての乾燥を行う前の図であるので注意されたい)の鱶鰭は殆んどに縦の白いスレが入っており、甚だ、気になったため、違和感が生じないように考えて、線状の白をランダムに黒塗りしておいた。]
【図版5】
■「䑕ふか」
「背鰭。」
[やぶちゃん注:これは、
ネズミザメ目ネズミザメ科ネズミザメ属ネズミザメ Lamna ditropis
である。]
■「ふか」
「䑕」「尾鰭。」
[やぶちゃん注:同前。「ぼうずコンニャクの市場魚類図鑑」の同種のページの「地方名・市場名」に、『ネズミ』・『ネズミザメ』とし、『青森県八戸、福島県、福井県敦賀市、東京』を挙げてある。]
■「青ふか」
「胸鰭。」
[やぶちゃん注:これは、
ネズミザメ目ネズミザメ科アオザメ属アオザメ Isurus oxyrinchus
である。]
■「めじろ」
「胸鰭。左。」
[やぶちゃん注:本文で注したように、これは、
メジロザメ(目白鮫)目メジロザメ科メジロザメ属メジロザメ Carcharhinus plumbeus (別名ヤジブカ:こちらを正式和名とする記載もあるが、「BISMaL」が『メジロザメ/ヤジブカ』とするのに従った)
である。]
■「めじろ」
「胸鰭。右。」
[やぶちゃん注:同前の右胸鰭。但し、となると、「裏返し」にして描いてあることになる。生体画像を見ると、胸鰭の下の方の色は、上側が青いのに対し、白いが、恐らく「鱶鰭」に加工するために切り出し、時間が経ったものの色は、表と大差ないもの変ずるのであろうか。私はそうした加工前の現物の加工過程前の画像を見たことはないのだが、ちょっとクエスチョンな感じはする。]
■「青ふか」
「尾鰭。」
[やぶちゃん注:三つ前と同前。]
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