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« 立原道造草稿詩篇 夜 | トップページ | 戦前に逆戻りした日本に完全に失望した―― »

2026/02/08

河原田盛美著「淸國輸出日本水產圖說」正規表現版・オリジナル電子化注中卷(五)鱶鰭の說(その14) / 鱶鰭の說~(図版9)

[やぶちゃん注:底本・凡例その他は、第一始動の記事、及び、「(一)鰑の說(その2)」の前注の太字部分を参照されたい。今回はここの左ページ。この図版(これ以降は、「図版12」を除き、総てが、鱶鰭の製品用に切り取ったものである)の鱶鰭は幾つかの図に縦・横の白いスレが入っており、甚だ、気になったため、違和感が生じないように考えて、線状の白をランダムに黒塗りした。なお、このページの図は、総てが、同一個体から採った鰭である。しかし、サメの種を示す解説が全く含まれていないので、種は判らない。私はサメ類には全くの素人であり、鰭の形から種同定をすることは不可能である。或いは、種を名指すことが可能な方が、おられるかも知れない。御教授戴けると、幸いである。

 

【図版9】

 

Fuka9

 

■「尾鰭」

 「肥前國《ひぜんのくに》

  北松浦郡《きたまつうらのこほり》

  小値賀海《おぢかうみ》産。」

    「壹尺三寸五分。」

[やぶちゃん注:図の右側に、尾鰭の長い上部の先端からの尾鰭付け根部分の切り口までのサイズ。凡そ四十一センチメートル弱。]

        「八寸。」

[やぶちゃん注:図の尾鰭付け根部分の切り口の下に、切断された部分のサイズ。二十四・二センチメートル。]

 「表面、灰色なり。」

 「明治十六年水産博覽會

  の時、尼野栄太郞、出品。」

[やぶちゃん注:出品者の姓の「尼」の字は、「匕」が「七」の「グリフウィキ」のこれだが、表示出来ないので、「尼」とした。

「北松浦郡小値賀海」長崎県の五島列島北部の、小値賀島と周辺の島々を行政区域とする長崎県北松浦郡(きたまつうらぐん)小値賀町(おぢかちょう)周辺の海を指していよう。「小値賀海」という呼称は、ネットには掛かってこない。

 なお、冒頭注でああは言ったが、個人的には、この尾鰭の形状からは、メジロザメ(目白鮫)目メジロザメ科メジロザメ属メジロザメ(別名ヤジブカ:こちらを正式和名とする記載もあるが、「BISMaL」が『メジロザメ/ヤジブカ』とするのに従った)ではないかと内心は思っている。]

 

■「胸鰭」

  「二枚の一。」

 

■「同」

[やぶちゃん注:明らかに左の胸鰭であるので(従って、正面は裏側である)、左下の図を、ここに配した。]

 

■「背鰭」

 

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