立原道造草稿詩篇 子守唄
[やぶちゃん注:底本・凡例その他は、本パートの初回のこちらを見られたい。本篇はここから、底本の注記はここから視認出来る。それに拠れば、『草稿消失・角川書店版第五巻』とある。旧版のそれは、ここである。さらに、前の「風のうたつた歌 (添え題?「風はあらしを夢みはじめた」)」で既に示したが、『以上二篇は角川書店第五巻の配列に従った。必ずしも盛岡よりの帰京後のものとするわけではないが、最晩年に制作と見てここに置いた。』とある。
これは、過去に、昭和六一(一九八六)年改版三十版角川文庫刊中村真一郎編「立原道造詩集」を底本として、漢字を恣意的に正字化して「子守唄 立原道造」で電子化注してあるが、中村氏の読みが添えてあるので、残し、正規版として、電子化した。]
子守唄
眠れ 瞼よ
おまへの向う
靄に流れる うすら明り
眠れ 眠れ しづかに眠れ
息をかぞへて
夢をかぞへて
きらきら光る朝まで
瞼よ 幾つの夜をこえ
眠れ 眠れ しづかに眠れ
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