碑文の判読・注釈・現代語訳畢る
碑文の判読・注釈・現代語訳畢(おわ)る。これは、依頼者のプライバシーに係わるので、公開はしない。A4で15ページの大枚になった。最後の最後になって、字の欠損のため、判らなかった識者を同定出来たのは、亡き人の霊の導きと感じた。久々に、いい仕事が出来た。
私をよく知らない方は、能力に胡散臭(うさんくさ)さを感じる方もおられるであろうから、一言言っておくと、私は、元は神奈川公立高等学校の国語教師で、他に図書館司書の資格を所持しており、こうした古い文書等を判読することは、一般の方よりは、慣れている。二十代の時には、八丈島出身の方から、幕末の手書きの百十数日に及ぶ漂流記の判読依頼を受け、一ヶ月掛って、手書きで訓読し、注も添えた。それを元に、後に国立公文書館館員に拠る最終校正を経て、書籍になっている。
さても――日常に戻る。


